下のおじさんと金魚ちゃん達との出会い

今回は下のおじさんの話の続きをしようと思います。

私のわんぱくさ。我が儘さ。馬鹿さ加減をほぼ全て受け入れてくれた偉大な方です。

この人がいなかったら、私は今また違う悪い性格になっていたかもしれないです。

 

私が高校1年の時迄はアパートの2階に住んでいたのですが幼稚園の頃に下におじさんが引っ越してきました(下のおじさん)年齢は当時30代位だと。。記憶が定かではありません(笑)

母親から「下の階にSさんっていう方が引っ越してきたよ」。。みたいなことを言われた記憶が残っていますね。初めの挨拶してきてくれたのは残念ながら覚えていません。

下のおじさんは独身の方で物凄く優しい方で、私の我が儘や図々しさを殆ど受け入れてくれていました。

今でも何であんなに優しかったのか分かりません。

おじさんは大体土日がお休みで時間が空いていると私や姉を家にいれてくれました。

そして何度も交流しているうちに農協祭りに連れて行ってくれました。お祭り券をいっぱい私と姉にくれて好きなの遊んだり取り替えたりしていいよと言って遊ばせてくれました。思い返せばおじさんがその券を先に購入して私達に気を使わせないように気遣ってくれたのだと今は感じています。車で高速入って約1時間くらいのところにお祭りはありました。

わたあめ。ヨーヨー釣り。くじ引き等々。。子供が好きそうな遊びが沢山あって的屋とはまた違うおじいちゃん達が運営していました。その中で私の目についたのが金魚すくいでした。金魚ちゃん達を見て私は物凄く惹かれるものがありました。そして他の遊びはそっちのけで金魚釣りに専念して帰るころには多分40尾程になっていたかと思います。金魚ちゃんの話はまた別の時にお話します。

私にとってとても優しくてほぼ我が儘を受け入れてくれていつもにこにこしているおじさんが大好きでした。

それから少ししてクリスマスの日親がクリスマス会(家族で)やるよと言っていたのでふとおじさんの顔がうかびました。おじさんは独身で一人なんだな=だったら家に招待したいなぁっと思って勝手におじさんを招待したのです。招待してから親に告げたら怒られてお尻を服の上からぶたれました。今となっては理由は分かるけれどもとても悲しかったです。大好きなおじさんを招いたら何故怒られなきゃならないんだろうと。。表向きは親はにこにこしていてそれを知らないおじさんもにこにこしていましたがそれからは友達もおじさんもイベントがあっても呼ぶことはしなくなりました。こんな感じで上手くやれていたのも私が小学5年生手前位迄でした。その後は私も心が段々にすさんでいって閉ざしてにげてしまうのです。

 

今はもう1度再会できるならお礼と謝罪をちゃんと伝えたいですけれどもそれはもうどんなに願っても叶わないですね。気付いたときには時すでに遅しでしたね。皆さんも人との出会いは後悔しないでほしいと願います。