インコちゃんの新しい家族と悲しみと怒り

家には結局私のインコちゃんだけが残りました。少ししてからインコちゃんの様子がおかしくなっていきました。遠くに向けてぴーぴー鳴き声をあげてインコちゃん達を呼んでいるのです。左右に動いたりかごに飛びついたりして。。見ている私達はこのままだとこの子迄おかしくなってしまうと危機感を感じて意を決して新しい子を向かい入れる決意をしました。当時情報はどうやって手に入れたか忘れてしまいましたが今まで行ったことのない鳥屋さんに行って同じ黄色の子女の子を向かい入れました。その子はでんとしていてとてもたくましい印象の子でした。やっとぴーすけ←男の子も安心できるとうきうきして同じかごの中にピーコをいれました。ぴーすけは「何者⁉」と驚いたようにバタバタしてとびまわりました。ピーコも飛び回っていたけれどぴーすけ程ではなかった気がします(笑)無知だった私は荒治療をしてしまっていました。それに気付かず夜になってカバーをかけてねました。朝になって母親に「何だか1日中バタバタしていたよ」と言われたのを覚えています。そのあと運が良かったのかぴーすけとピーコは次第に心を開いていって仲良くなっていきました。私はそれが凄く嬉しかったのを覚えています。

Twitterさんの情報を見る限り鳥ちゃんが卵を産むということは寿命を縮ませることだということが分かったのですが当時は分からず自然に近い状況で生きることが鳥ちゃん達にとって幸せだろうと思い込んでいました。なので逆に赤ちゃんを産ませてあげたいとすら思ってしまっていました。巣箱を用意して鳥ちゃんが向かい入れる準備をしている姿に私は神秘的な気持ちになってとても嬉しく楽しみにしていました。

しばらくして巣箱からぴーぴー鳴く雛の産声が聞こえたときは早く見たいという衝動を我慢してある程度経ってから巣箱を開けました。黄色の黄色だからもちろん黄色の子

2羽で2羽共男の子。1羽は私の子鳥ちゃん。もう1羽は姉の子鳥ちゃんになってご飯をふやかしてスプーンであげました。その時私の雛ちゃんぴぴちゃん←名前にセンスがなく何でも頭文字にぴをいれたかったのです(笑)食べる時にスプーンをガジガジするんですね。これは大人になってもなつきにくいという症状らしいのです。けれどその時の私は「愛情さえあれば変われる」と思い込み下手なりにその時は愛情を込めたつもりでした。本ではなつかないで逃げ回るとかいてあったけれども結構逃げてもまだおっとり系だったと思います。それから暫くしてまたピーコとぴーすけは巣作りの準備を始めました。何も考えずかわいい子が増えると喜んだ私はまた産ませてしまうのです。次は女の子と男の子でした。女の子はふと見ると足が真横に広がっているのです。けど少ししたら治るだろうとみて深く考えませんでした。男の子は黄色の毛が特に綺麗な子でした。早くに私が触りすぎてしまったせいかピーコは放棄してしまいました。男の子は一生懸命キュルキュル鳴いて訴えていたのに私は気付いてあげれずその子は亡くなってしまいました。多分餓死です。なんで気付いてあげれなかったんだろう。悲しみと責任転換してピーコに対して怒りを覚えてしまったのです。それから私はピーコに関して冷たくあたってしまいました。今思い出しても本当に申し訳なくて目の前にいて言葉が通じたら本当に土下座して謝りたいくらいです。

3回目またピーコは妊娠します。母親に「これで最後にするからお願い」と言って産ませました。卵さえ取り上げれば生まれることはないですからね。今まで2回とも2羽ずつ生まれたので今回もそうだろうとたかをくくっていたのですが生まれたのは4羽でした。一瞬全部で8羽共にすることになったのです。みんな可愛いです。可愛いけれど全部愛情をちゃんと注げるかというとむりでした。初めは雛の子は寄ってきてくれていたけれど大人になったら鳥ちゃん達の世界が出来てしまったのです。

今はフェレットちゃんのイチちゃんがいますが本当は兄弟いたほうがいちちゃんは喜ぶかもですが愛情を平等にみる自信もないしいちちゃんに悲しい思いをさせてまで兄弟は増やしたくないと今は思っています。イチちゃんには下手なりに精一杯愛情を1番にあてたいです。